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お客様の声を引き出す質問設計のコツ|「良かったです」で終わらせない方法

「アンケートを送っても『良かったです』しか返ってこない……」

お客様の声を集めても、抽象的な一言感想ばかりでは、サイトに掲載しても見込み客の心には響きません。具体的なエピソードや変化を語ってくれる声こそ、本当に価値のあるお客様の声です。

この記事では、お客様から具体的で説得力のある回答を引き出す質問設計のコツを解説します。

なぜ「良かったです」で終わるのか?

抽象的な回答しか得られない最大の原因は、質問が抽象的だからです。

「サービスはいかがでしたか?」と聞けば、「良かったです」と返ってきます。質問の具体度が、回答の具体度を決めるのです。

抽象的な質問と具体的な質問の比較

| 抽象的な質問 | 具体的な質問 | |-----------|-----------| | サービスはいかがでしたか? | サービスを受ける前と後で、最も変わったことは何ですか? | | 満足していますか? | 友人にこのサービスを勧めるとしたら、どんな言葉で紹介しますか? | | 何か改善点はありますか? | 「もう少しこうだったら良かった」と感じた点を1つ教えてください |

具体的な質問は、お客様の記憶を呼び覚まし、具体的なエピソードを引き出す力があります。

質問設計の5つの原則

原則1: 「ビフォー・アフター」を聞く

最も説得力のあるお客様の声は、サービス利用前後の変化を語るものです。

質問例:

  • 「サービスを受ける前に、どんなお悩みがありましたか?」
  • 「サービスを受けた後、そのお悩みはどう変わりましたか?」
  • 「利用前と利用後で、最も大きな変化は何でしたか?」

ビフォー・アフターの質問をセットで聞くことで、ストーリー性のある声が集まります。

原則2: 数値で回答できる質問を入れる

数値を含む回答は、抽象的な感想の3倍の説得力があります。

質問例:

  • 「売上はどのくらい変化しましたか?(例:月10万円→月25万円)」
  • 「どのくらいの期間で効果を実感しましたか?」
  • 「1〜10点で評価するなら何点ですか?その理由も教えてください」

原則3: 「誰かに紹介するなら」の視点で聞く

「友人に勧めるとしたら」という質問は、お客様に自然とサービスの良さを言語化させる効果があります。

質問例:

  • 「友人や知人にこのサービスを紹介するとしたら、どんな言葉で説明しますか?」
  • 「このサービスは、どんな悩みを持っている人におすすめですか?」

この質問の回答は、そのまま見込み客向けのキャッチコピーとしても使えます。

原則4: 選択式+自由記述のハイブリッド

全問自由記述だと回答の負担が大きく、全問選択式だとお客様の声として掲載できません。両方を組み合わせるのがベストです。

おすすめの構成:

  1. 総合満足度(5段階選択式)→ 回答の負担が軽くウォーミングアップ
  2. 最も良かった点(選択式)→ 選択肢からサービスの強みを可視化
  3. 具体的なエピソード(自由記述)→ 掲載用の声として活用
  4. 改善点(自由記述、任意)→ サービス改善に活用

原則5: 回答例を示す

自由記述欄に回答例を薄いグレーで表示しておくと、お客様が「こう書けばいいのか」とイメージしやすくなり、具体的な回答が得られやすくなります。

回答例の例:

  • 「例:肩こりがひどかったのですが、3回の施術で楽になりました」
  • 「例:月の売上が20%アップしました。特に新規のお客様が増えました」

ただし、回答例はあくまで参考であることを明記し、お客様自身の言葉で回答してもらうようにしましょう。


業種別おすすめ質問セット

美容サロン向け

  1. (選択式) 総合的な満足度を5段階で教えてください
  2. (選択式) 特に良かった点を選んでください(技術力 / 接客 / 店内の雰囲気 / 価格 / 仕上がり)
  3. (自由記述) 施術前に悩んでいたことと、施術後にどう変わったかを教えてください
  4. (自由記述) このサロンを友人に紹介するとしたら、どんな言葉で紹介しますか?

飲食店向け

  1. (選択式) 総合的な満足度を5段階で教えてください
  2. (選択式) 特に印象に残ったメニューを教えてください
  3. (自由記述) このお店で最も気に入った点を教えてください
  4. (自由記述) 初めて来る友人に、どんなお店だと紹介しますか?

コンサルタント・コーチ向け

  1. (選択式) サービスの満足度を5段階で教えてください
  2. (自由記述) サービスを受ける前に、どんな課題を抱えていましたか?
  3. (自由記述) サービスを受けた後、その課題はどう変化しましたか?(数値があれば数値も教えてください)
  4. (自由記述) このサービスは、どんな方におすすめですか?

ECサイト向け

  1. (選択式) 商品の満足度を5段階で教えてください
  2. (自由記述) 購入前に不安だったことはありますか?実際に使ってみていかがでしたか?
  3. (自由記述) この商品を検討している方に、一言アドバイスをお願いします

さらに多くの質問テンプレートはこちら


回答の質を上げる小技5選

小技1: 最初の質問を簡単にする

1問目は5段階評価などの選択式にして、回答のハードルを下げましょう。簡単な質問に回答すると「ここまで答えたから最後まで答えよう」という心理が働きます。

小技2: 自由記述欄の大きさを調整する

入力欄が小さいと短い回答、大きいと長い回答を書こうとする傾向があります。3〜4行程度の高さが、適度な長さの回答を促すのに最適です。

小技3: 「任意」「必須」を明確にする

すべて必須にすると離脱率が上がります。自由記述は任意、選択式は必須というバランスがおすすめです。

小技4: 進捗バーを表示する

「5問中3問回答済み」のような進捗表示があると、完了までの見通しが立ち離脱を防げます

小技5: 感謝のメッセージを丁寧に

回答完了後の感謝メッセージを丁寧にすると、次回のアンケートでも回答してもらえる確率が上がります。


集まった声を最大限に活用する方法

質の高いお客様の声が集まったら、最大限に活用しましょう。

サイトに掲載する

ビフォー・アフターが語られた声は、サービスページのCTAボタン直上に掲載するとコンバージョン率が最大34%向上します。

お客様の声の掲載デザイン例はこちら

SNSでシェアする

お客様の許可を得て、声をSNSで紹介しましょう。第三者の声は広告よりも2倍以上の信頼度があります。

お客様の声のSNS活用はこちら

営業資料に活用する

具体的な数値を含む声は、提案資料に掲載すると成約率が向上します。


まとめ:質問設計が声の質を決める

お客様の声の質は、質問の質によって決まります

  • ビフォー・アフターを聞いてストーリーを引き出す
  • 数値で回答できる質問で説得力を高める
  • **「誰かに紹介するなら」**の視点で自然な言語化を促す
  • 選択式+自由記述のハイブリッドで負担軽減
  • 回答例を示して具体的な回答をガイド

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