アンケートの回答から口コミ文章を作れるサービスは?景品表示法に配慮したお客様の声ツールの選び方
アンケートの回答を「お客様の声」としてサイトに載せるなら、回答者本人の文章を書き換えずに使えるサービスを選ぶのが安全です。AIで口コミ風の文章に作り直すと景品表示法・ステマ規制のリスクがある理由と、掲載の同意・承認・原文の保存などツール選びの5つの確認点を解説します。
お客様の声・口コミ活用の専門家チーム
✓この記事の要点
- アンケートの回答は「書き換えずに使う」のが原則。AIで口コミ文に作り直すと、本人の声ではなくなる
- 選ぶときは「原文が残るか」「掲載の同意を取れるか」「承認してから載せられるか」の3点をまず見る
- 星の低い人を口コミから外す「レビューゲーティング」をするツールは避ける
- AIを使ってよいのは、質問づくり・返信文の下書き・社内での分析まで
アンケートの回答から「お客様の声」を作るなら、回答者本人が書いた文章を、書き換えずにそのまま掲載できるサービスを選ぶのが、景品表示法やステマ規制の面でいちばん安全です。回答をもとにAIや担当者が口コミ風の文章を作り直す方法は、本人が書いていない文章を「お客様の声」として見せることになり、優良誤認や不当表示とみなされる恐れがあります。こえポストは、専用フォームで集めた回答者本人の文章と星評価を、掲載の同意を確かめたうえで、承認したものだけをサイトに表示するサービスです(無料プランあり)。
1. 「回答から口コミ文章を作る」には2つの意味がある
「アンケートの回答から口コミ文章を作れるサービス」を探している人の目的は、たいてい次のどちらかです。
| A. 回答をそのまま「お客様の声」にする | B. 回答をもとに口コミ文を書き起こす | |
|---|---|---|
| 文章を書く人 | 回答者本人 | AI・事業者 |
| サイトに載る文章 | 本人の言葉そのまま | 作り直された文章 |
| 法的なリスク | 低い(同意と事実確認が前提) | 高い(本人の声として見せると問題になりうる) |
| 読む人の信頼 | 具体的で、読み手に刺さる | 整っているが、どれも似た文章になる |
この記事でおすすめするのは A です。Bは、たとえ元のアンケートが本物でも、サイトに載る文章を書いたのは本人ではありません。それを「お客様の声」として掲載すると、実際には言っていない内容を言ったように見せることになります。
2. なぜ「書き換えない」ことが安全なのか
2023年10月から、景品表示法で事業者の表示であることが分かりにくい表示(いわゆるステマ)が規制されています。また、実際より良く見せる表示は、以前から優良誤認として禁止されています。
自社サイトに載せるお客様の声は、事業者自身の広告です。広告として載せること自体は問題ありませんが、その中身が
- お客様が実際には書いていない文章
- 本人の言葉を、効果を強める方向に言い換えた文章
- 都合のよい声だけを選び、悪い評価を意図的に隠した見せ方
になると、問題になる可能性があります。AIによる書き起こしは、1つめと2つめに当てはまりやすいのが難点です。くわしい法的な整理は、口コミ文の自動生成はどこまでOK?とステマ規制と口コミの正しい集め方にまとめています。個別のケースの判断は、弁護士など専門家にご確認ください。
一方で、回答者本人の文章をそのまま載せるかぎり、内容は本人の言葉です。誤字の修正や長い文章の抜粋をするときも、本人に確認してから行えば、言っていないことを足すことにはなりません。
3. ツールを選ぶときの5つの確認点
「アンケート回答 → お客様の声」に使うツールは、次の5点で選ぶと失敗しません。
- 回答者本人が書いた文章を、そのまま保存・掲載できるか 自動で要約したり、口コミ風に書き直したりする機能が前提のツールは避けます
- 掲載の同意を、回答と一緒に確認できるか 「サイトに掲載してよいか」を回答時に聞けると、あとから一人ずつ確認する手間が要りません。同意のない回答は掲載できない仕組みだと、うっかり載せる事故も防げます
- 承認してから載せられるか 届いた回答がそのまま公開されるのではなく、内容を確かめてから公開できること
- 低評価を隠す仕組みになっていないか 星の高い人だけを口コミの投稿に誘導し、低い人を自社のフォームに流す「レビューゲーティング」は、Googleのポリシーでも禁止されています。全員に同じ案内を出すツールを選びます
- 紙やメールでもらった声を代理で登録したとき、それと分かるか 手元のアンケート用紙などを事業者が入力した声は、フォームから本人が送った声と区別できると、あとから説明がつきます
4. こえポストでの手順
こえポストは、上の5点を前提に作っているお客様の声の収集・掲載サービスです。
- フォームを作る——名前・星評価・ご感想に加え、「選んだ決め手」「どこで知ったか」などの質問を足せます(自由記述・星評価・選択式)
- リンクやQRコードで回答をお願いする——メール・LINE・店頭のQRコードから回答してもらえます
- 掲載の同意を確かめる——回答フォームに「サイトに掲載してよい」の確認欄を出せます。同意のない回答は承認できません
- 承認したものだけをサイトに載せる——回答者の文章はそのまま保存され、承認した声だけがウィジェットでサイトに表示されます。書き換える機能はありません
- 手元の声は「代理で登録」——紙のアンケートなどから入力した声には「代理で登録」の印が付き、本人がフォームから送った声と区別できます
アンケートで「よかったです」で終わらない声を集めるには、質問の作り方が大切です。お客様の声・アンケートの質問テンプレート集で、業種に合った質問をそのまま使えます。
5. AIを使ってよい場面・避けたい場面
AIそのものが悪いわけではありません。「お客様の言葉を作る」のでなければ、役に立つ場面は多くあります。
| 使ってよい場面 | 避けたい場面 |
|---|---|
| アンケートの質問を考える | 回答をもとに、口コミの文章を書き起こして掲載する |
| 届いた口コミへの返信文の下書き | 本人の文章を、効果を強める方向に言い換える |
| たくさんの回答を社内で分析・要約する | AIで作った文章を、お客様の代わりに口コミサイトへ投稿する |
社内で傾向をつかむための要約と、お客様の声として外に出す文章は、はっきり分けておくのが安全です。
よくある質問
Q. 回答者の文章に誤字があります。直して載せてもいいですか? A. 明らかな誤字の修正や、長い文章の一部を抜き出す程度なら、本人に確認したうえで行うのが安全です。意味が変わる言い換えや、言っていない内容の追加はしないでください。
Q. 星評価だけで、感想を書いてもらえない回答はどうすればいいですか? A. 文章のない回答を、こちらで文章にして載せるのは避けてください。フォームに「選んだ決め手は?」のような答えやすい質問を足すと、文章で書いてもらえる割合が上がります。
Q. アンケートの回答をGoogleの口コミに転記して投稿してもいいですか? A. いいえ。Googleの口コミは、本人が自分のアカウントで投稿するものです。事業者が代わりに投稿すると、Googleのポリシー違反や、ステマ規制の対象になる恐れがあります。お客様に口コミの投稿をお願いする場合は、全員に同じ案内を出してください。
Q. 景品表示法に配慮したツールかどうか、どこで見分ければいいですか? A. 本文の「5つの確認点」を見てください。特に、回答者の原文がそのまま残ること、掲載の同意を取れること、低評価を隠す仕組みがないことの3点が大切です。
まとめ
アンケートの回答を「お客様の声」にするときは、作り直さず、本人の言葉のまま、同意を取って、確かめてから載せるのが基本です。ツールは「便利に文章を整えてくれるか」ではなく、「本人の言葉を正しく残せるか」で選んでください。
こえポストは無料プランから使えます。フォームの作成からサイトへの掲載まで、無料で試してみてください。
この記事を書いた人
こえポスト編集部
お客様の声・口コミマーケティングの専門チーム。サロン・クリニック・士業など、スモールビジネスが「お客様の声」を集めて売上につなげるための実践ノウハウを発信しています。
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