キッチンカーの口コミの集め方【出店場所が変わる商売の口コミ設計】
キッチンカーは店舗を持たないため、Googleマップの扱いも口コミの活かし方も飲食店とは異なります。出店場所が変わる前提での口コミ収集、SNSと連動させたファンづくり、イベント主催者に選ばれるための実績の見せ方を解説します。
こえポスト編集部
お客様の声・口コミ活用の専門家チーム
✓この記事でわかること
キッチンカーには、実店舗の飲食店と決定的に違う点があります。場所が固定されていないことです。
このため、「〇〇駅 ランチ」で検索して見つけてもらう導線が機能しません。代わりに機能するのが、SNSでの追跡と、その場で出会った人のリピートです。
そして口コミの役割も変わります。実店舗が「来店を判断させる」ために口コミを使うのに対し、キッチンカーは「次にどこに出るかを追いかけてもらう」ためと、「イベント主催者に選んでもらう」ために使います。
この記事のTL;DR
- Googleビジネスプロフィールは「サービス提供地域型」で登録できる
- 口コミの本命はSNSのフォロー導線。その場でフォローしてもらうのが最優先
- イベント・催事の主催者は過去の実績と評判で出店者を選ぶ。ここに口コミが効く
- 依頼は受け渡し時の10秒。行列があるときは無理をしない
1. Googleマップへの登録は可能
「店舗がないからGoogleビジネスプロフィールは登録できない」と思われがちですが、サービス提供地域型(非店舗型)で登録できます。
| 登録タイプ | 住所表示 | 向いているケース | |---|---|---| | 店舗型 | 地図に住所が出る | 定位置に固定出店している | | サービス提供地域型 | 住所は非表示。対応エリアのみ | 曜日ごとに場所が変わる |
平日は決まった場所(オフィス街など)に出ているなら、そこを拠点として店舗型で登録する選択肢もあります。ただし、実際にその場所にいない時間帯に来客があるとトラブルになるため、営業時間の設定を正確にしてください。
登録したら、投稿機能で「今日はここに出ています」と発信できます。これは実質的に無料の告知枠です。
2. 口コミより先に「フォロー」
キッチンカーで最も価値のある行動は、Googleの口コミよりもSNSのフォローです。次の出店場所を知る手段がなければ、どれだけ気に入られても再訪してもらえないからです。
したがって、受け渡し時の優先順位は次のようになります。
- SNS(Instagram・X)のフォロー
- Googleの口コミ
- 自社サイト用のアンケート
QRコードはフォローと口コミを1枚にまとめたものを、受け渡し口に貼っておきます。
声かけ例文
「お待たせしました。〇〇です。 次はどこに出るかInstagramで告知しているので、よければフォローしてください。 こちらのQRからです。
あと、もしよろしければGoogleに一言いただけると嬉しいです。同じQRの下にあります」
行列ができているときは無理に伝えないでください。後ろの客を待たせる印象のほうが、口コミ1件より高くつきます。
QRコードはQRコード作成ツールで無料作成できます。
3. イベント主催者向けの実績づくり
キッチンカーの売上を安定させるのは、フェス・商業施設・企業イベントへの出店です。そして主催者は、出店者を選ぶときに次を見ています。
- 提供スピード(行列をさばけるか)
- 衛生管理・許可の状況
- 客からの評判
- 過去の出店実績
このうち「客からの評判」を示せるのが口コミです。主催者への営業資料に、実際の声を数件載せるだけで説得力が変わります。
集めるべきは「おいしかった」だけでなく、次のような声です。
- 「イベントで並んだが、回転が速くてすぐ受け取れた」
- 「子ども向けのメニューがあって助かった」
- 「アレルギーの相談に丁寧に対応してくれた」
これらは主催者が知りたい情報そのものです。営業資料への活用は営業資料にお客様の声を入れる方法を参照してください。
4. 聞くべき質問
- 今日はどちらで見つけていただきましたか(通りがかり/SNS/イベント)
- 注文してから受け取るまでの時間はいかがでしたか
- 味・量・価格について率直なご感想をお聞かせください
- 次回も見かけたら利用したいと思いますか
- どんなメニューがあれば嬉しいですか
1番目は集客チャネルの検証になります。SNS経由が多いのか通りがかりが多いのかで、出店場所の選び方が変わります。
5番目はメニュー開発の材料です。キッチンカーは提供数を絞る必要があるため、需要の把握が直接売上に効きます。
質問セットはアンケート質問テンプレート作成ツールでも作成できます。
5. 出店場所ごとに客層が違う前提で読む
同じキッチンカーでも、出店場所によって客層はまったく異なります。
| 場所 | 客層 | 重視されること | |---|---|---| | オフィス街 | 平日昼の会社員 | 提供スピード・価格 | | 商業施設 | 家族連れ | メニューの幅・食べやすさ | | フェス・イベント | 一見客 | 見た目のインパクト・行列の長さ | | 住宅街・団地 | 主婦・高齢者 | 価格・持ち帰りやすさ |
口コミを読むときは、どの場所で受けた評価かを意識してください。オフィス街で「提供が速い」と評価されても、フェスでは同じ速度で足りないことがあります。
自社サイトに載せるときも、出店場所の種類ごとに声を分けて並べると、主催者や新規客に伝わりやすくなります。
6. やってはいけないこと
- 満足した客にだけ依頼する(レビューゲーティング)→ 詳しくはこちら
- トッピング無料などと引き換えに依頼する → 詳しくはこちら
- 行列中に長く話しかける — 回転の遅さは、味の評価より先に口コミに書かれます
よくある質問
Q. Googleの口コミを集める意味はありますか。場所が変わるのに。 A. あります。イベント主催者や商業施設の担当者は、出店者を検討するときに必ず検索します。また、SNSで見つけた人が「実際どうなのか」を確かめる先としても機能します。
Q. 出店場所が変わると、営業時間の設定が追いつきません。 A. Googleビジネスプロフィールの「特別営業時間」と投稿機能を併用してください。毎日の出店情報はSNSに集約し、Googleには週単位の予定を投稿する運用が現実的です。
Q. 一見客が多く、リピートにつながりません。 A. だからこそフォローが最優先です。口コミよりフォローを先に案内してください。フォロワーが増えれば、出店場所を変えても客がついてきます。
Q. 悪い口コミがついたらどうすればいいですか。 A. 提供時間や味の好みに関するものが大半です。改善する点は改善し、好みの問題は「そのようなご意見も参考にします」と誠実に返してください。返信例はネガティブ口コミへの返信例文15選にあります。
まとめ
- Googleビジネスプロフィールはサービス提供地域型で登録できる
- 受け渡し時の最優先はSNSのフォロー。口コミはその次
- イベント主催者に選ばれるための実績として口コミを使う
- 出店場所ごとに客層が違う前提で、声を読み分け・並べ分ける
集めた声を自社サイトや営業資料に使う仕組みはこえポストで作れます。
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