ラーメン店の口コミを増やす方法【評価が割れる商売でどう戦うか】
ラーメンは好みの差が大きく、同じ一杯でも評価が割れます。低評価を前提に設計する口コミ戦略、券売機・卓上・退店時のどこで依頼すべきか、食べログとGoogleの使い分けを実践的に解説します。
こえポスト編集部
お客様の声・口コミ活用の専門家チーム
✓この記事でわかること
ラーメン店の口コミには、他の飲食店にない特徴があります。味の評価が割れることが前提だという点です。
濃厚豚骨を「くどい」と書く人がいれば、あっさり醤油を「物足りない」と書く人もいます。同じ一杯に対して★5と★2が並ぶのは、店の問題ではなく、ラーメンというジャンルの性質です。
したがって、ラーメン店の口コミ戦略は「低評価をなくす」ことではなく、「自分の店に合う客を呼び込み、合わない客を事前にふるいにかける」ことになります。
この記事のTL;DR
- 味の低評価はゼロにできない。狙うのは合う客との出会いの精度を上げること
- 「濃厚」「あっさり」など味の方向性が書かれた口コミが最も価値がある
- 依頼は退店時。券売機前や食事中は避ける
- 待ち時間・席の狭さ・現金のみといった条件は、先に伝えておくほうが評価が下がらない
1. 「味が合わない」は防げないが、減らせる
ラーメンの低評価を分解すると、次の2種類があります。
| 種類 | 例 | 対応 | |---|---|---| | 期待とのズレ | 「思ったより濃かった」「量が少ない」 | 事前情報で減らせる | | 純粋な好みの差 | 「自分の好みではなかった」 | 減らせない |
このうち前者は事前情報で減らせます。そして、その事前情報として最も効くのが口コミです。
「かなり濃厚なので、あっさり派の人は注意」という口コミは、一見マイナスに見えて、実はミスマッチを防いでくれる有益な情報です。こういう声が並んでいる店は、来店した客の満足度が上がり、結果的に平均評価も安定します。
したがって、依頼するときに「良いことを書いてください」とお願いする必要はまったくありません。むしろ率直に書いてもらうほうが、長期的には得をします。
2. 依頼のタイミング:退店時の一言
避けるべきタイミング
- 券売機の前:まだ何も体験していない
- 食事中:麺は伸びる。声をかけられること自体が迷惑
- カウンターで食べ終えた直後:後ろに並んでいる客がいると急かす形になる
適切なタイミング
退店時、ドアに向かうときです。丼を下げるタイミングで、あるいは「ありがとうございました」の流れで一言添えます。
「ありがとうございました。 もしよろしければ、Googleに一言いただけると嬉しいです。 出口のところにQRを貼ってます。率直なところで大丈夫です」
「率直なところで大丈夫です」と言い添えるのが、この業種では効きます。良い評価を強要していないことが伝わり、かえって好意的に書かれる傾向があります。
QRコードの設置場所
- 出口のドア付近(最有力)
- 卓上POP(食券制の店では邪魔になりにくい)
- レシート・食券の半券
行列店では、店内で長く声をかけられません。貼り紙とQRに任せる設計にしてください。
QRコードはQRコード作成ツールで無料作成できます。
3. 先に伝えておくべき条件
ラーメン店の低評価で多いのは、味ではなく運用条件への不満です。
| 条件 | 事前に伝えないと書かれること | |---|---| | 待ち時間 | 「1時間並んだ」 | | 券売機・現金のみ | 「カードが使えなかった」 | | 席の狭さ・相席 | 「荷物が置けない」 | | 麺の硬さ・味の濃さの指定可否 | 「注文の仕方が分からなかった」 | | 子ども連れの可否 | 「子連れで入れなかった」 |
これらはGoogleビジネスプロフィールの属性設定と、店頭の掲示で解消できます。書かれてから対応するのではなく、書かれる前に潰すほうが早い項目です。
とくに「現金のみ」は近年トラブルが増えています。プロフィールの支払い方法欄を正確に設定してください。
4. 聞くべき質問
自社サイトやSNSで使う声を集めるなら、次の設問が有効です。
- 今日はどのメニューを召し上がりましたか
- 当店をどこで知りましたか
- 味の濃さ・量はいかがでしたか(率直にお答えください)
- 待ち時間や席の状況はいかがでしたか
- また来たいと思われますか。その理由もお聞かせください
3番目で「率直に」と添えることで、調整の材料になる回答が集まります。「少し塩気が強い」という声が続くなら、それは好みではなく調理の再現性の問題かもしれません。
質問セットはアンケート質問テンプレート作成ツールでも作成できます。
5. Googleと食べログの使い分け
| 媒体 | 主な閲覧者 | 打ち手 | |---|---|---| | Googleマップ | 「近くのラーメン」で今すぐ探している人 | 件数・評価・写真・返信 | | 食べログ | 事前に調べて選ぶ層・遠方から来る人 | 点数と写真、レビュアーの質 |
近隣の来店客を取るならGoogleが優先です。食べログは点数の仕組みが独特で、店側でコントロールできる余地が限られます。詳細は食べログの口コミ対策完全ガイドにまとめています。
なお、どちらの媒体でも返信は必ず行ってください。ラーメン店は返信していない店が多いため、返信するだけで差がつきます。返信文は口コミ返信文ジェネレーターで作成できます。
6. 写真の口コミを増やす
ラーメンは写真の力が非常に強いジャンルです。文章より一枚の丼の写真が来店を決めます。
写真付きの口コミを増やすには、撮りやすい環境をつくることが先決です。
- 卓上の照明(暗すぎると撮っても映えない)
- 丼を置く位置に余白をつくる
- 「写真撮影OK」の掲示
「撮影してSNSに上げてくれたら味玉サービス」といった施策は、Googleの口コミと引き換えにするのでなければ問題ありません。ただし、口コミ投稿の見返りにするのは規約違反です。線引きは口コミ依頼の謝礼は違法?を参照してください。
よくある質問
Q. 味の好みで★2をつけられました。削除できますか。 A. 好みに基づく評価はGoogleのポリシー違反ではないため削除されません。返信で「お口に合わず申し訳ありません。当店は〇〇系の濃厚なスープを軸にしております」と方向性を明示すると、他の閲覧者にとっての判断材料になります。
Q. 行列で忙しく、依頼する余裕がありません。 A. 声かけは諦めて、出口のQRと貼り紙に任せてください。「Googleの口コミ、お待ちしています」という短い掲示だけでも一定数が投稿します。
Q. 常連ばかりで新規の口コミが増えません。 A. 常連は「わざわざ書くほどのことでもない」と考えがちです。「実は口コミが少なくて新規の方が入りにくいみたいで」と正直に伝えると、協力してもらえることが多いです。
Q. 何件くらい集めれば十分ですか。 A. 商圏内の競合上位3店の平均が目安です。ラーメンは件数が多い店が集中する激戦ジャンルなので、他業種より高い水準が必要になることがあります。詳細はGoogle口コミの目安は何件?を参照してください。
まとめ
- 味の低評価はゼロにできない。狙うのは合う客との出会いの精度
- 依頼は退店時。券売機前・食事中は避ける
- 待ち時間・現金のみ・席の狭さは、書かれる前に掲示で潰す
- 返信していない店が多いジャンル。返信するだけで差がつく
集めた声を自社サイトに掲載する仕組みはこえポストで作れます。
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