自分が書いたGoogle口コミを削除・修正する方法|お客様に訂正をお願いするときの伝え方と依頼文
自分で投稿したGoogleのクチコミを削除・編集する手順をパソコン・スマホ別に解説。あわせて事業者側の視点で、お客様に低評価の訂正をお願いしていいケースと、割引や返金を条件にするとポリシー違反になる境界線、そのまま使える依頼文の例文3パターンを紹介します。
お客様の声・口コミ活用の専門家チーム
✓この記事の要点
- 自分の口コミは Google マップの「自分の投稿」→「クチコミ」から削除・編集できる
- 編集すると投稿日が最終編集日に変わる。消して書き直すより編集のほうが履歴上は自然
- 事業者が割引・返金・無料サービスと引き換えに削除や修正を依頼するのはGoogleのポリシー違反
- 一方で「事実誤認の訂正のお願い」は違反ではない。見返りを付けないことが唯一の境界線
- 依頼しても消えないのが前提。返信を出して第三者向けに事実を示すほうが確実
Googleの口コミをめぐる「削除」には、立場の異なる2つの場面があります。
1つは、自分が投稿した口コミを自分で消したいという場面。勢いで書いてしまった、店名を間違えていた、事情が変わった——この場合は数タップで削除できます。
もう1つは、事業者がお客様に低評価を消してもらいたいという場面。こちらは慎重さが必要です。やり方を誤ると、Googleのポリシー違反になり、プロフィール全体の信頼を損ないます。
この記事では両方を扱います。事業者としてGoogle側に削除を申し立てる手順はGoogle口コミの削除依頼方法にまとめてありますので、そちらもあわせてご覧ください。
1. 自分が書いた口コミを削除する手順
投稿者本人であれば、いつでも削除できます。他人の口コミは消せませんが、自分の投稿は自分の管理下にあります。
パソコンの場合
- Google マップを開き、投稿時のGoogleアカウントでログインする
- 左上のメニュー(三本線)から「自分の投稿」(マイ コントリビューション)を開く
- 「クチコミ」タブを選ぶ
- 対象の口コミの右にあるその他アイコン(︙)をクリック
- 「クチコミを削除」を選び、確認する
Android / iPhone アプリの場合
- Google マップ アプリを開く
- 右上のプロフィール写真、またはメニューから「自分の投稿」をタップ
- 「クチコミ」を選ぶ
- 対象の口コミの「︙」をタップ
- 「クチコミを削除」を選ぶ
公式の手順はGoogle マップでクチコミと評価を追加、編集、削除するで端末別に確認できます。
削除ではなく「編集」もできる
同じメニューから「クチコミを編集」を選べば、本文・星の数・写真をあとから変更できます。星1を星4に変えることも可能です。
ただし1つ知っておくべき挙動があります。編集すると、最終編集時の日付が投稿日として表示されます。 数年前の投稿を編集すると、日付が今日に変わります。
そのため、
- 内容を直したい → 編集(1つの口コミとして履歴が残る)
- 投稿そのものをなかったことにしたい → 削除
という使い分けになります。
削除したのに表示が消えないとき
削除の反映には時間差があります。次を確認してください。
| 症状 | 原因として多いもの | |---|---| | 自分には消えたが他の人には見える | キャッシュ。数時間〜数日で解消する | | 「自分の投稿」に口コミが見つからない | 別のGoogleアカウントで投稿している | | 削除したのにまだ平均評価に反映されない | 評価の再集計待ち |
最も多いのはアカウントの取り違えです。 複数のGoogleアカウントを使っている場合、投稿に使ったアカウントでログインしているか確認してください。口コミが表示されない原因の切り分けはGoogle口コミが消えた・反映されないときの原因で詳しく扱っています。
2. 事業者が「お客様に消してもらう」のはどこまでOKか
ここからは事業者側の話です。結論を先に書きます。
割引・返金・無料サービスなどを条件に、低評価の削除や修正を依頼する行為は、Googleのポリシー違反です。
ポリシーに明記されている
Googleの禁止または制限されているコンテンツに関するポリシーでは、事業者が提供するインセンティブ(金銭・割引・無料の商品やサービスなど)が誘因となって投稿されたコンテンツを禁じています。そしてここには、インセンティブと引き換えに口コミや評価の修正・削除を依頼して投稿されたものが含まれます。
つまり禁止されているのは「良い口コミを金で買う」だけではありません。「悪い口コミを金で消させる」のも同じ枠で禁止されているということです。
「PR」「キャンペーン」と書き添えても解消しません。投稿(または削除)と特典が結び付いている時点で違反です。
やってはいけないこと
| 行為 | 判定 | |---|---| | 「星を4以上に直してくれたら次回無料にします」 | ✗ 違反 | | 「口コミを消してくれたら返金します」 | ✗ 違反 | | 「削除を確認できたらクーポンを送ります」 | ✗ 違反 | | 「今回のご不便のお詫びとして返金します」(削除に触れない) | ○ 問題なし | | 「記載に事実と異なる点があるため、確認をお願いできますか」 | ○ 問題なし |
境界線は1つだけです。削除・修正と、何かの提供を結び付けているかどうか。
返金や代替サービスの提供そのものは、正当なクレーム対応として何の問題もありません。それを口コミの削除の条件にした瞬間に違反になります。 順番と言い方の問題です。
違反した場合に起きること
- 口コミの削除、ビジネスプロフィールの表示制限、悪質な場合はプロフィールの停止
- Googleには不正な口コミ依頼の報告窓口があり、顧客や競合から通報されるリスクがある
- 顧客とのやり取り(メール・LINE)が残っていれば、証拠として残り続ける
インセンティブの線引きは口コミ依頼にインセンティブは使える?ルールと安全な設計でさらに詳しく整理しています。
3. 事実誤認の訂正をお願いするときの依頼文
見返りを付けなければ、お願いすること自体は問題ありません。とくに事実の記載に誤りがある場合は、丁寧に伝える価値があります。
依頼の前に確認する3点
- 本当に事実誤認か。 「接客が冷たかった」は主観であり、誤認ではありません。お願いの対象になるのは「〇〇円取られた」「予約したのに入れなかった」など、記録と照合できる記載だけです
- 連絡してよい相手か。 予約時の連絡先から個別に連絡するのは問題ありませんが、口コミの投稿者名を手がかりにSNSを探して連絡するのは避けてください
- 1回で終える。 繰り返し連絡すると嫌がらせと受け取られ、事態が悪化します
例文①:料金の記載に誤りがある場合
〇〇様
このたびは〇〇をご利用いただき、ありがとうございました。 Googleのクチコミを拝見し、ご期待に沿えなかった点を重く受け止めております。
1点だけ確認をお願いしたいことがございます。「〇〇円を請求された」とのご記載について、当日のご会計記録を確認しましたところ、〇〇円(〇〇コース)となっておりました。別のご来店分と混同されている可能性がございます。
恐れ入りますが、記載内容をご確認いただけますと幸いです。もちろん、ご評価そのものはお客様のご自由ですので、ご無理のない範囲でご検討ください。
〇〇(店舗名・担当者名)
「評価そのものは自由」と明示するのが要点です。評価の変更を求めているのではなく、事実の確認をお願いしていることが伝わります。
例文②:別店舗と混同されている場合
〇〇様
クチコミをご投稿いただきありがとうございます。
ご記載いただいた「〇〇」について確認いたしましたが、当店(〇〇店)ではお取り扱いがございません。〇〇(別店舗名・所在地)でのご体験ではないでしょうか。
もし別店舗でのご利用でしたら、お手数ですが投稿先のご確認をお願いできますと幸いです。ご不明な点があれば、こちらまでご連絡ください。
〇〇(店舗名・担当者名)
混同のケースは、お願いに応じてもらえる可能性が比較的高い類型です。応じてもらえない場合も、無関係なコンテンツとしてGoogleに報告できます。
例文③:問題を解決したあと、削除には触れずに報告する
クレームに対応し終えたあとの連絡です。削除を一切求めないのがこの文面の趣旨です。
〇〇様
先日ご指摘いただいた〇〇について、ご報告です。
ご指摘を受け、〇月〇日より〇〇の運用を変更いたしました(具体的な変更内容)。同じことが起きないよう、スタッフ全員で共有しております。
貴重なご指摘をいただき、ありがとうございました。またご来店いただける機会がありましたら、改善をご確認いただけますと幸いです。
〇〇(店舗名・担当者名)
この連絡をきっかけに、お客様が自発的に口コミを編集してくれることがあります。ただしそれを期待して書くものではありません。あくまで対応の報告です。
なお、この内容はGoogleの口コミへの公開返信にも同じことを書くべきです。個別連絡は投稿者しか読みませんが、公開返信は今後の見込み客全員が読みます。文面は口コミ返信文ジェネレーターで無料で作れます。
4. 消してもらえなかったときの現実的な対応
依頼に応じてもらえないのが普通です。お客様には削除する義務がありません。
その前提で、効果が出る順に3つ挙げます。
(1) 公開返信で事実を示す。 「料金は〇〇円です」と事実を1行示すだけで、読み手の受け取り方は変わります。投稿者を否定せず、事実だけを書くのがコツです。感情的な反論は逆効果になります。書き方はネガティブな口コミへの返信例文集にまとめています。
(2) ポリシー違反に当たるなら報告する。 事実誤認が明確で、別店舗の体験や来店実績のない投稿であれば、Googleへの報告対象です。報告文の例文テンプレートを使ってください。
(3) 母数を増やす。 1件の低評価が目立つのは、口コミの総数が少ないからです。星1が1件あっても、星5が30件あれば平均への影響は0.1前後に収まります。この計算はコメントなしの星1は削除できる?で詳しく扱っています。
3つ目が、もっとも確実で、もっとも後回しにされがちです。こえポストなら、来店後のお客様にQRコードやLINEで口コミ依頼を送り、集まった声を自社サイトにも自動掲載できます。Googleの1件に振り回されない状態を作るほうが、削除をお願いし続けるより現実的です。
5. よくある質問
Q. 自分の口コミを削除したら、相手のお店に通知されますか? A. 削除の通知は届きません。ただし店舗側が口コミ一覧を見れば、投稿がなくなったことは分かります。
Q. 削除した口コミは復元できますか? A. できません。内容を残す可能性があるなら、削除ではなく編集を選んでください。
Q. 匿名で投稿したはずなのに名前が出ています。 A. Googleの口コミはGoogleアカウントのプロフィール名で表示されます。表示名はGoogleアカウントの設定から変更できますが、過去の投稿の表示名も一括で変わる点に注意してください。
Q. 事業者から削除してほしいと連絡が来ました。応じる義務はありますか? A. ありません。応じるかどうかは自由です。なお、削除の見返りに金銭や割引を提示された場合、その提案自体がGoogleのポリシー違反にあたります。
Q. 事業者として、投稿者に直接連絡するのは問題ですか? A. 予約時などに正当に取得した連絡先から、1回、丁寧に連絡するのは問題ありません。繰り返しの連絡や、口コミから推測して個人のSNSに接触する行為は避けてください。
Q. 「口コミを消さないと法的措置をとる」と伝えるのは? A. 実際に違法性のある投稿でなければ、そうした通知は不当な圧力と受け取られ、二次的な批判につながります。法的手段を検討する段階なら、通知は弁護士を通してください(費用の目安)。
まとめ
自分が書いた口コミは、Google マップの「自分の投稿」→「クチコミ」から削除・編集できます。編集すると投稿日が最終編集日に変わるため、内容を直したいなら編集、なかったことにしたいなら削除、と使い分けてください。
事業者側で覚えておくべき境界線は1つだけです。削除や修正と、何かの提供を結び付けないこと。 返金やお詫びは正当なクレーム対応ですが、それを削除の条件にした瞬間にGoogleのポリシー違反になります。
そして、お願いしても消えないのが普通です。公開返信で事実を示し、口コミの母数を増やす——この2つが、削除に頼らない対処法になります。
関連記事
この記事を書いた人
こえポスト編集部
お客様の声・口コミマーケティングの専門チーム。サロン・クリニック・士業など、スモールビジネスが「お客様の声」を集めて売上につなげるための実践ノウハウを発信しています。
お客様の声の集め方Tips
お客様の声の効果的な集め方・活用方法を週1回お届け。 業種別の成功事例や、すぐ使えるテンプレートも配信します。
あわせて読みたい
記事一覧Google口コミの削除依頼が通らない8つの理由と、再審査請求で覆すための手順【2026年版】
続きを読む法律・コンプライアンスGoogle口コミの削除依頼方法【2026年版】悪質な誹謗中傷を消す3つの手順と通らない場合の対処法
続きを読むテンプレートGoogle口コミの削除依頼・報告文の例文テンプレート9パターン【コピペして使える】
続きを読む法律・コンプライアンスGoogle口コミ削除の費用相場【2026年版】弁護士・削除代行業者の違いと「非弁行為」の見分け方
続きを読む活用ガイドGoogleクチコミの増やし方【業種別・すぐ使える依頼例文付き】
続きを読むテンプレート【例文10選】お客様にレビューをお願いするメールの書き方
続きを読む